医療脱毛とは、医療用レーザーを使って脱毛部位に照射し、毛根細胞や周辺組織にダメージを与えて毛を生えてこなくさせる脱毛方法のことです。高性能・高出力のレーザーは医療従事者しか取り扱うことができず、発毛組織の破壊は医療行為にあたるため、施術を受けられるのは美容外科や皮膚科などの医療クリニックのみとなります。
永久脱毛とは?
脱毛について調べると、「永久脱毛」という言葉を目にされると思います。実は日本では明確な定義はなく、アメリカ電気脱毛協会(AEA)やアメリカ食品医薬品局(FDA)の定義に基づいた判断をおこなっています。
その定義とは、アメリカ電気脱毛協会によると「最終脱毛をしてから1カ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める」、アメリカ食品医薬品局によると「一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること」。
※FDA…米国で食品などを取り締まる政府機関。「保健・福祉省」に属し、日本の厚生労働省に似た役割を持ちます。 ※AEA…1958年に設立されたアメリカ最大の電気脱毛士団体。
ですから、医療脱毛をおこなったとしても、「永久脱毛=永久に毛が生えてこなくなる」というわけではありませんが、毛周期の間隔に合わせて複数回の施術を受けることで、確実に毛を減らし、半永久的に毛を生えてこなくさせることは可能です。